充実した実習
リハビリテーション医療の現場では、障がいを持った人々、一人一人に対して、理学療法と作業療法の両方を行います。患者さんの目指す機能回復は1つですが、その目的を成し遂げるためには2つの異なる方法が必要となるからです。たとえば、腕の筋力を強化する必要があるときには、理学療法では、理学療法士による徒手的な抵抗や重りを用いたトレーニングを行います。一方、作業療法では、木工・陶芸などの作業課題を用います。いずれも重要な手法であり、2つの職種の協力によって機能回復が得られます。
教員は川崎医大附属病院リハビリテーションセンターの理学療法士・作業療法士を兼務しており、日々患者さんの治療に携わっています。これにより、学生は実習において教員の受け持つ患者さんを担当することができます。
学内実習は1・2年次、川崎医大附属病院リハビリテーションセンターにて行われ、3年次の臨床実習は学外の病院などで行われ、いずれも十分な実習時間を設けています。このため、臨床場面の雰囲気を体験したり実際の経験を積み重ねたりすることができます。実習は少人数で行っており、教員は学生の理解をより深めるように教育に取り組んでいます。